漏電の原因と対処について。漏電の調査・修理方法を完全解説!

「漏電したらどうなるの?」

「漏電の原因を知りたい」

「今すぐできることは?」

こんな疑問や悩みに答えます。

この記事では

・漏電の仕組みについて

・漏電の原因と対策

・漏電の調査特定方法と修理内容

について紹介します。

記事を読むと、漏電が起こっても慌てることなく、対応できるようになります。

また事前の知識があると、今からでも対策できるので役立てましょう。

漏電とは?

電流が電線から漏れることを『漏電』といいます。

水道管の水漏れをイメージするとわかりやすいでしょう。

さらに説明すると、各回路が一定の電気で流れているのが正常です。行き回路5A、帰りの回路5Aとなります。しかし、行きの回路5A、帰りの回路4Aだと1A分がどこかで漏れていました。この異常状態が『漏電』です。

漏電すると感電したり、火災の原因にもなるので、しっかり対応する必要があります。

ブレーカーの知識

ブレーカーの知識があると、漏電に関する内容をすんなり理解できます。

ブレーカーとは?

ブレーカーとは、電気の流れを遮断するための装置です。

配線用遮断器は、『配線』の保護を目的としている。

漏電用遮断器は、『漏電』の保護を目的としている。

ブレーカーによって電気の流れをコントロールし、安心して日常生活を送れます。

3つのブレーカーについて

『アンペアブレーカー』『漏電ブレーカー』『安全ブレーカー』の3つのブレーカーを覚えましょう。

・アンペアブレーカーとは、電力会社と契約した契約アンペア値を超える電流が流れたときに、電気の供給を自動で止める装置

・漏電ブレーカーとは、漏電を感知して電気を遮断する装置

・安全ブレーカーとは、各部屋へ割り当てた電気の供給をコントーロールするための装置

家の玄関上部にある分電盤を開けると、3つのブレーカーが並んでいます。

※スマートメーター取り付けの住宅の場合は、アンペアブレーカーがないので、漏電ブレーカーと安全ブレーカーの2つになります。

漏電の原因は8つ

漏電の原因はさまざまであり、気付きにくいです。

大事故になる前に、次の8つの原因を参考にしてください。

水濡れ

コンセントや電化製品が水濡れすると、絶縁体の機能が低下します。機能低下により漏電するおそれがあります。

電化製品の劣化

電化製品を長く使用していると絶縁処理を施した部分が劣化し漏電します。

コードやプラグの破損

長年、コードを急角度で曲げたり、束ねたままで使用しているとコードが過熱し破損。コードやプラグが溶ける。

家の劣化

屋根裏や壁の中に電気配線が張り巡らされている。家自体が劣化することで雨水が入ったりコードが劣化し漏電につながる 。

塩害

ケーブルに塩分が付着すると腐食して漏電を引き起こす。とくに沿岸部の家やコンクリートを施工した住宅にお住まいの方は、注意してください。

ネズミやペット

家の隙間から入ったねずみや飼っているペットがコードをかじる。コードが損傷し、電流が漏れてしまう。 

タコ足配線

一つのコンセントから使用できる電力は決まっているにもかかわらず、複数の電気機器を接続することで使用量をオーバーしてしまう 。

ホコリ(トラッキング現象)

コンセントと電気プラグの隙間にホコリが入り、空気中の湿気を吸収し発火する可能性がある 。

電気工事不良

電気工事の際に業者がミスを犯している。新築では発見されなかったミスも、漏電によりミスが発覚します。

漏電のリスク

漏電が起こると危険です。事前に知っておきましょう。

電気代が高くなる

基準値を超えた不使用の電気が流れるため、電気代が高騰します。

電化製品の故障につながる

安定した電気の供給ができないため、電化製品の故障につながります。

感電する

漏電が起こったところに、体が触れると『感電』するおそれがあります。最悪の場合には、死に至ることも。とくに高齢者のいる住宅では注意が必要です。

火災が起こる

漏電の一番の危険は『火災』です。コンセントやプラグに溜まったホコリから引火し、大きな火災につながるおそれがあります。

火災を避けるためにも、日頃から掃除の際にはコンセントやプラグまわりも見るようにしましょう。

調査特定方法の流れ

修理は電気工事業者が行います。漏電箇所の特定までができる範囲です。

手順に沿えば難しくないので、しっかり読んでください。

ブレーカーでの漏電箇所の特定

分電盤のフタを開けて、次の9の手順に従ってください。

1,漏電ブレーカーを下げ、安全ブレーカーもすべて下げる。

2,漏電ブレーカーのみ上げる。

3,1つずつ安全ブレーカーをゆっくり上げていく。

4,漏電箇所があった場合、漏電ブレーカーが下がる。

5,手順1からやり直し、漏電箇所の安全ブレーカーは下げたままにする。

6,漏電箇所以外の安全ブレーカーはすべて上げていい。

7,電気工事業者に連絡をする。

8,漏電箇所の安全ブレーカーのみ下げたまま、日常生活を送ってよい。

9,電気工事業者が到着したら、漏電箇所を報告する。

また漏電を確認する際には、次のことに気をつけてください。

・安全ブレーカーがオンになっている状態では、漏電ブレーカーは上がらない。安全ブレーカーをすべて下げてから、漏電ブレーカーを上げる。

・レバーが下がり切らずに中央で止まる機種もある。その際はきちんと下げきる。

・電気配線にまつわる作業は危険であり、作業のためには資格が必要です。電気工事業者に必ず依頼しましょう 。

・漏電前の確認として、漏電ブレーカーの隣にあるテストボタンを押す正常かどうかを確認する。テストボタンが故障している家庭は多い。漏電ブレーカーの寿命は約10年。

ブレーカーに問題がなかった場合

どのブレーカーも落ちていない場合は、電気工事や停電の可能性があります。

事前に電気工事業者からの通知書が、入っていなかったかを確認しましょう。

電気工事や停電の際は、電気がいきなり流れるのは良くありません。漏電ブレーカーは下げます。 復帰した後に漏電ブレーカーを戻しましょう。

漏電の修理について

漏電の修理について紹介します。

戸建て住宅と賃貸住宅の依頼

漏電箇所を特定したら、業者に依頼しましょう。戸建て住宅と賃貸住宅とでは依頼先が違ってきます。

・戸建て住宅は、『電気保安協会』『漏電修理業者』のどちらかに依頼。

・賃貸住宅は、大家か管理会社に依頼

電気保安協会は修理を行っておらず、漏電調査のみを行っています。漏電の修理は漏電修理業者に依頼しましょう。

修理費用

漏電調査は6,000円前後、漏電修理は7,000円~20,000円です。

調査のみを依頼するなら電気保安協会がいいでしょう。

またブレーカーや分電盤の破損により交換が必要な場合は、相場を超えるので高めの費用を想定しておくとよいです。

漏電についてのまとめ

この記事では漏電に関する内容を紹介しました。

漏電が起こっても焦ることなく紹介した手順で対応しましょう。

また漏電は火災につながることもあります。事前に漏電を防ぐためにもタコ足配線になっていないか、プラグまわりのホコリ除去など日頃から対策をしておきましょう。

漏電の知識を蓄え、安心して日常生活を送れるようにしてください。

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