電気代が急に高くなった場合は漏電の可能性あり!高額請求は返金できるの?

電気代は季節により高くなりますが、想定をはるかに超えた金額に「電気代が急に高くなった!」と驚くことがあります。

電気代が異常に高い場合、「何かの間違いでは?」と考える人もいるかもしれません。

しかし、通常どおりの電気代の請求であれば、間違いである可能性は低いでしょう。

「急に高くなった電気代」の原因として考えられるものは様々ですが、そのひとつが「漏電」です。

漏電は火事や感電などの危険を招くだけではなく、高額な電気代を請求されることもあるため適切に対処しなければなりません。

今回は、「電気代が急に高くなったときに考えられる3つの原因」や「漏電の確認・対処方法」のほか「電気代の高額請求は返金できるの?」についてご説明します。

電気代が急に高くなったときに考えられる原因はこの3つ!

一世帯の1ヵ月にかかる電気代の平均は、いくらくらいかご存知でしょうか?

総務省の調査によると、2020年の平均1カ月あたりの電気代は、ひとり暮らしでは5,719円で、2人以上の世帯では10,671円です。

電気代は世帯の人数や地域によっても差が出るため、日ごろから電気の節約を心がけていても平均金額より高くなってしまうことはあるでしょう。

しかし、電気代が急に高くなったときは、何らかの原因があるはずです。

電気代が異常に高い原因は、次のようなものが考えられます。

メーターの故障

電気代が高い原因は、メーターの故障の可能性があります。

毎月の電気使用量が「電力メーター」でカウントされていることは、ご存知の方も多いでしょう。

電力メーターは住居に備えつけられており、カウントされた数値に基づいて請求書や検針票が発行されます。

「電気代が急に高くなった」と感じるときは、このメーターが故障している可能性も否定できません。

メーターが故障などで正常に機能していない場合には、電気使用量が異常な数値を示すことがあります。

その結果、正しい電気代が算出できず、異常に高い請求金額になってしまうのです。

前月と変わりなく生活しているのに「電気代が急に高くなった」と感じられたら、電力会社に連絡しましょう。

ただし、メーターをスマートメーターに交換されている場合は、故障の可能性は低いかもしれません。


電気の使い過ぎ

「電気の使い過ぎ」が、電気代が高い原因になっていることもあります。

電気代が急に高くなったとき、次のような心当たりはありませんか?

・自宅で過ごすことが多かった

長い時間自宅で過ごしていると、電気代は高くなります。

お正月や連休に自宅でのんびり過ごしていると、電化製品を使用する回数も増えるでしょう。

その結果、ふだんよりも電気を使い過ぎていることになり、電気代は高額になります。

・家族が増えたり、人を招いたりすることが多かった

電気を使用する人数が増えると、電気代も上がります。

調理家電やドライヤーなど、消費電力の大きい電化製品の使用回数が増えると、驚くほど電気代が高くなることがあります。

・季節によるエアコン使用

毎年、同じように使用しているつもりのエアコンでも、「電気の使い過ぎ」になることがあります。

近年の地球規模での異常気象の影響で、夏、冬いずれの季節でも異常な気温で「観測史上初」と耳にすることが多くなりました。

そのため、夏の「猛暑」や冬の「異常低温」のときにエアコンをフル稼働させると、例年の使用量をはるかに超えて「電気の使い過ぎ」になり電気代が高くなるのです。


漏電

電気代が高い原因として、「漏電」の可能性も考えられます。

「漏電」とは、漢字で「電気が漏れる」と表しているとおり、電気が通るべき通路から漏れている現象です。

漏電は、穴の開いたホースから水が漏れるように電気が漏れるため、電気代も高くなってしまいます。

しかし、漏電が原因で急に電気代が高くなるというわけでもありません。

漏電が起こると、漏電ブレーカーが落ちて家じゅうの電気が止まってしまうからです。

ただし、漏電で電気が止まるのは、漏電ブレーカーが正常に機能している場合です。

漏電ブレーカーが故障のため正しく働かず電気が漏れ続けると、使っていなくても電気使用量はどんどん増えていきます。

その結果、異常に高い電気代を請求されることもあるのです。

また、漏電ブレーカーが頻繁に落ちているのに漏電箇所を放置している場合も電気代は高額になります。

しかし、漏電が恐ろしいのは高い電気代だけではありません。

漏電を放置すると火災や感電など、命にかかわる深刻な事態を引き起こす恐れがあるのです。

次は、そんな危険な漏電を確認する方法と、見つけたらどのように対処するべきか、ご説明していきます。

漏電の確認・対処方法

高い電気代で家計を圧迫するだけでなく危険な漏電は、素早く確認し適切な対処を行うことが重要です。

では、漏電はどのように確認するのでしょうか。

漏電場所を確認する

お住まいの分電盤がどこにあるかご存知ですか?

分電盤は洗面所やキッチンのほか、シューズボックスなどの目につきにくい場所に設置されていることもあります。

「今は漏電の心配はない」という人も、いざというときのために位置を確認しておきましょう。

漏電が発生して分電盤にある漏電ブレーカーが落ちると、家じゅうの電気が止まります。

漏電している場所がどこなのかを確認するには、分電盤の操作に十分に注意を払いながら次のような手順で進めてください。

1  アンペアブレーカー(契約ブレーカー)以外の、すべてのブレーカーを「切」にします。

2 ブレーカーのすべてを「切」にしたら、漏電ブレーカーを上げてください。

3 漏電ブレーカーを上げた状態で、安全ブレーカー(分岐ブレーカー)を慎重に一つずつ上げていきます。

この手順で作業を行ったときに再び漏電ブレーカーが落ちたら、直前に上げた安全ブレーカー(分岐ブレーカー)のエリアで漏電が発生している可能性が高いでしょう。

漏電は同時に複数のエリアで発生していることもあるので、すべての安全ブレーカーでの確認操作を行ってください。

漏電エリアを確かめたあと、再び1と2の操作を行い、漏電の可能性のあるエリアを除いた安全ブレーカーを上げると電気が使用できます。

また、前述したように漏電ブレーカー本体の故障で漏電に気づかず、異常に高い電気代を請求されるケースもあります。

漏電ブレーカーに、「テストボタン」という正常に作動するかテストできるボタンが装備されていることは、あまり知られていないかもしれませんね。

漏電ブレーカーのテストは、ブレーカーが「入」の位置のときにテストボタンを押すだけで、故障が起こっていないか確認できます。

ただし、テストで漏電ブレーカーが正常に作動すると家じゅうの電気が止まりますので、あらかじめ備えをしてから行ってください。

テストをしても停電状態にならなければ、漏電ブレーカーが故障しているかもしれません。

漏電を見つけたときの対処法

では、漏電しているエリアが特定できた場合は、どのように対処するべきなのでしょうか。

まず漏電している部屋などの、すべての家電製品のプラグをコンセントから抜いてください。

このときに、不用意にプラグなどに触れると感電の恐れがあります。

厚みのあるゴム手袋などを使用し、絶対に濡れた手や素手では行わないでください。

家電製品などに異常がみられず、漏電している気配が感じられなくても、放置してはいけません。

電気の配線などで漏電が起こっているケースなどは、さらに危険度が高くなります。

漏電ブレーカーが落ちたあと一時的な復旧と漏電場所の確認を終えたら、速やかに電力会社か専門の業者に連絡しましょう。

   

電気代の高額請求は返金できるの?

では、高額請求された電気代は返金されるのでしょうか?

結論からいうと、「電気の使い過ぎ」や「漏電」が原因の場合は、高額の電気代を請求されても返金されることはありません。

「電気の使い過ぎ」が返金の対象外になるのはいうまでもありませんが、「漏電」も住まいの家電製品や電気系統にかかわる問題であるため、使用者の管理責任となるからです。

ただし、電力メーターの故障によって高額な電気代を請求された場合は、故障していた期間の電気代を電力会社と調整することになります。

このようなケースでの細かな規定は電力会社の「電気供給約款」に記されていますが、電力会社と相談して料金が決まることが多いようです。

まとめ

漏電は、高い電気代だけではなく、故障した家電製品の修理代などでも家計を圧迫します。

漏電が原因で高額な電気代を請求されても、返金されないのは痛手になるでしょう。

しかし、家計へのダメージだけではなく、非常に危険で、人の命にかかわることもある現象が漏電です。

そんな厄介な漏電が起こらないように、日ごろから対策をとっておきましょう。

高い電気代のほかにも漏電が疑われるようなことがあれば、すみやかに電力会社や専門の業者に連絡してください。

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