漏電の検査方法とは?漏電しているかどうかの調べ方
漏電とは、電気が本来流れなければならない電気回路とは別の回路へ電気が流れてしまうことです。
漏電状態を放置しておくと、感電したり火災の原因となる危険もあるので注意が必要です。
漏電しているかどうかの調べ方ですが、電気が漏れているかは目では分からないため、「ブレーカーを使って調べる」「テスターを使って調べる」「業者に依頼する」の3つのいずれかの方法で調べる必要があります。
それぞれの方法について、解説していきます。
漏電の検査方法・調べ方
漏電の検査方法には大きく分けて3つの方法がありますので、それぞれご紹介していきます。
①ブレーカーを使って漏電を調べる
まず分電盤を探します。分電盤とは下記の写真のようなもので、一般的にいわゆる「ブレーカー」と呼ばれているものです。
一般家庭では主に玄関・キッチン・洗面所などに設置されています。
分電盤には以下の3つのブレーカーが設置されています。
- アンペアブレーカー
- 安全ブレーカー
- 漏電ブレーカー
これらのブレーカーのON/OFFをすることで、漏電していないかの確認をしていきます。
ブレーカーでの漏電確認の手順
- すべての安全ブレーカーを下げてOFFにします。これによって各部屋には電気が流れない状態になります。
- 漏電ブレーカーをOFFにして電流を遮断します。その後、スイッチを上げてONにします。
- 安全ブレーカーのスイッチをひとつずつ上げてONにしていきます。ONにしても漏電ブレーカーが下がらなければ、その部屋の電気回路は問題ないということになります。
- 安全ブレーカーをONにしたときに、漏電ブレーカーが反応してスイッチが下がりOFFになった場合、その部屋は漏電の可能性が高いことになります。
- 異常のあった部屋の安全ブレーカーは、落としたままにしておきます。
- 再び漏電ブレーカーを復活させて、そのほかの安全ブレーカーを最後まで試していきます。ブレーカーによる漏電の調べ方は以上となります。
漏電の疑いのある部屋の電化製品のコンセントは抜いておき、専門業者に調査・修理を依頼しましょう。
②テスターを使って漏電を調べる
漏電は「テスター」という器具を使用して調べることも出来ます。
ただ、価格は数万円することとその他の使い道がないので、家にあるという場合を除けばわざわざ買って用意する必要はありません。
専門業者に依頼した方が早いでしょう。
テスターには「メガー」と「クランプメーター」の2つが一般的に使われています。
③業者に依頼して漏電を調べる
漏電をしていたことが分かった場合、いずれにしても自分で修理することは出来ません。
そのため、最初から業者に依頼してしまうというのも手です。
お住いの地域の電気保安協会や契約している電気会社に連絡することで、調査を依頼することも出来ます。
漏電調査だけであれば無料で点検してくれることもあります。
しかし調査の結果、ブレーカー故障などが発見された場合、交換作業は電気保安協会や電力会社では対応外です。
その場合は電気工事業者への依頼が必要となります。
電気工事業者へ漏電修理を依頼する際の費用ですが、8000円〜2万年程度が一般的な相場です。
(作業内容や修理箇所によって高額になるケースもあります)
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